近代化した民主主義へ

選挙、電子投票などについてを語り、政治の幼稚さをぼやきます。(笑)

【ぼやき】

四半世紀も拙速と言われ続けている電子投票の歴史の総括です。第四弾【小賢しい電子投票システム議論】Part3

第四弾【小賢しい電子投票システム議論】Part3​ 議論をする前に電子投票とは、ただの生活をしやすくする為の国民の「便利」を求める公共システムサービスなのか、それとも国家を形成する民意を正しく反映させる国民の「合意」を求める共生システムなのかと…

四半世紀も拙速と言われ続けている電子投票の歴史を書いています。第四弾【小賢しい電子投票システム議論】Part2

第四弾【小賢しい電子投票システム議論】Part2 国政選挙導入法案が廃案になり、電子投票普及の大きな障壁になった委員会質疑を振り返り、民主党議員の質問を提案者に代わって答えてみます。(´∀`)ワクワク A これまででも不正が有った場合は実務の実行者と製造者…

​四半世紀も拙速と言われ続けている電子投票の歴史を書いています。第四弾【小賢しい電子投票システム議論】Part1

四半世紀も拙速と言われ続けている電子投票の歴史を書いています。文才も無く、堅い話しを短く盛り込もうとすると、キツイ感じで怖がられると思いますが、私とリアルにお会いした人は面白がります。今回は、際どい内容ですが、少し柔らかくした最終章です。(…

ベッキー報道について

10年ぐらい前に、川崎インター近くの横浜ラーメンで食事をした時、駐車場に綺麗なお姉さんが現れ、店の扉に掛けてあるOpenの看板が強風で飛ばされ落ちていたのを、誰も見ていない中で拾い上げて掛け直していた。いい子だな〜と感心した娘さんがベッキーでし…

拙速と言われ続けている電子投票の歴史を書いています。【電子投票事業の実態編】

拙速と言われ続けている電子投票の歴史を書いています。 第二弾【電子投票事業の実態編】2002年6月23日の我々の実施から1年後に、満を持して参入した後発ベンダーの連続した失態により機運が下がり、当初、有効性が立証できれば総ての選挙で実施できると約束…

拙速と言われ続けている電子投票の歴史を書きました。【電子投票誕生編】

拙速と言われ続けている電子投票の歴史を書きました。ちょっと書いただけで長文になったので、怨念じみた話しを端折り、何回かに分けて投稿します。 【電子投票誕生編】これまで、ぽっと現れた方達が政治力と錯覚していますが、一人のおっさんの気付く力、想…

民主党ポスターの「民主党は嫌いだけど、」 嫌われている原因を直す気は無いのか?

民主党は嫌いだけど、 民主主義は守りたい。 だけど、民主党に投票する理由は見当たらない! 空白に、そんな文字が見えてくるのは、何故だろうか? 取り敢えず、がんばれ〜 mainichi.jp 電子投票では専門家を名乗っていませんが、選挙キャンペーンの専門家と…

「ウチは他とは違う」… 「だから失敗するんだよ!」

「ウチは他とは違う」…「だから失敗するんだよ!」 「ウチは他とは違う」という自治体は、投票所で電子投票の記録された投票記録媒体の中を覗いて投票数を数えたり、投開票所で投票データを削除したりと、本当に他の自治体とは違うことしたから票が合わずに…

「適正」

古巣の選挙キャンペーンの世界も知らないうちに、プランナーと言う肩書きができて目立つだけの事務的な指南とグッズ販売をしていますが、政治家の素材(個性)を生かすオーダーメイドではなく既製品みたいになり、しっくりとしない。 マニフェスト選挙の影響…

第三者の目で見た、数少ない日本の電子投票実施状況の報告

政治山さん、取材ありがとうございます。私の個人的なブログよりも遥かに発信力があるメディアで紹介頂きました。電子投票や選挙だけでなく、心の策と書いて心策(しさく)と呼ぶそうですが、町民に負担を掛けずに、やりくりを進める上で、地域としての将来…

日本の投開票環境の構造的問題点

先週の電子投票を実施した青森県六戸町の投票日は、政治学部の大学生から電子投票をテーマにした卒論の質問が有りましたので、自宅で回答を書いていました。 毎度の事ながら、よくぞネットで調べましたと感じるありきたりな質問ばかりでしたが、目を向けて頂…

電子投票の成功と失敗の分かれ道とは?

先日、アドバイスを頂いた電子投票の失敗と成功の簡単な比較説明で、設計安全、機能安全、運用安全、教育安全などに分けたらと御教授頂きました。しかし、必要性や構成そのものが理解できない方にはやはり難しいと思いましたので、大雑把に経営的なビジネス…

トラブルというアバウトな日本語について

昨日の情報セキュリティ心理学研究会で「情報セキュリティを測定しよう!」という講演を拝聴しました。最後に講師の方に、実施件数が少ない電子投票でも測定できるのか?と質問をしました。 風評被害対策で、オペレーションミスも、機器の故障も、整合性の取…

世界で唯一の電子投票で選挙無効と司法が判断した希少性の高い『システム監査報告書』

電子投票を実施している青森県六戸町の投票も終盤に近づいています。いまのところ寒いだけで順調のようです。(◍´◡`◍) リンクは、世界で唯一の電子投票で選挙無効と司法が判断した希少性の高い『システム監査報告書』です。それなのに、なぜか学者も専門家か…

投票の近代化に貢献している青森県六戸町の電子投票実施

いよいよ2016年1月17日は、電子投票を実施している青森県六戸町の投票日です。諸外国では10年以上前から普及しているので、いまさら当たり前過ぎて、投稿をするのも恥ずかしいのですが、国内では実態と乖離して認識されているので、個人的に投稿を続けていま…

スタンフォード大学の「監獄実験」で感じる権力者の傲慢さが、IT社会で一番の脆弱なところ

スタンフォード大学の「監獄実験」を御存知でしょうか。 普通の人に、看守と囚人のという特殊な肩書きや地位を与えた心理学実験です。 管理側の看守役グループは非人道的に暴走し、それどころか実験の管理をした指導者も雰囲気に引き込まれ理性の歯止めが利…

投開票で不可解なものとは、システムではなく仕組みです

本日、電子投票を実施する六戸町の首長、議会補欠選挙の告示日を迎えましたが、立候補者受付も終了し、首長選挙が無投票となりました。 国内の電子投票実施において、二票選挙から単独選挙への変更も国内で初めてのケース(日本初)ですが、事前に準備するもの…

知恵の正しい使い方

近頃のニュースやネット情報で感じる事がありFacebookでシェアしました。 また、補足と言うべきか、頭の良いエリートの方々に読んで頂きたい話をついでに書きます。 法華経の開經偈(かいきょうげ)のくだりには「有智無智罪を滅し善を生ず」とあります。無…

世界に発信した法制化前の電子投票候補者確認画面です

にわかに衆参ダブル選挙が囁きはじめ、衆議院選挙の頻度が上がる傾向です。 しかし、日本の選挙制度は、国民に候補者情報を伝えることを制限しているから正確な評価も比較もできないので「誰がなっても同じ」とか「無責任に投票できない」など、前回は国民の…

昨年の総選挙を振り返り、現状をぼやいてみました。

国民の半数がシカトした国政選挙から、もう一年か〜 そして半年後に解散総選挙の風が吹いている。 常在戦場とは聞こえが良いが、日本の未来を腰を据えて考えられる環境とは思えない。 本来、民主主義 = 共生であって、選挙は手段でしかない。 形式だけの社会…

電子投票のウワサではない本当の話し

来月に六戸町で電子投票が実施される、投票所の機器のメンテナンスが来週から行われます。 今日の午後の会議で総ての打ち合わせが終了となる予定でしたが、週末の午前中に延期されました。いつもは、夕方の会議の後に飲みに行くという慣例でしたが、さすが師…

紙の投票と同じ運営を引き継いでいるから電子投票で票が合わない事故が起こりました。

二年前の投稿を見て、健気に一生懸命、説明しているな〜と感じています。 今は大雑把に根本的な日本の仕組みで説明しているつもりですが、日常的では無いものを伝える難しさを痛感しています。 ぶっちゃけた話し、簡単に目で確認ができる運用を、事故を起こ…

「木を見て森を見ず」

帰宅したら長女が可愛らしい服を着てたので写真を撮ってあげました。(◕̀◡◕́) リビングで写経をしていた次女が「お父さん!、それ、私の服!」と抗議をしたら、妻も「私の服も勝手に着られて戻ってこない。あまり長女をちやほやしないで!」と叱られた。エッ …

電子投票のキャリアは日本一

先月中は、ココが私の喫煙所でした。 来年1月に六戸町で実施する電子投票の打ち合わせで、けっこう通っていました。 初導入時からアウトソーシングのスキームが有り、部下や組合企業に任せて構築していたので、私は投票日近くに見学や作業体験で現地入りして…

電子投票が高額になる真相

世界で当たり前に使われている電子投票。 しかし、日本では危険とか高額とか言われて普及しませんが、六戸町は、選管が投票プログラム作成から全ての管理運営ができるから、1有権者当たり260円で、海外のネット投票よりも安価で実施しています。 電子投票で…

電子投票が日本では危険だとされた原因

なぜ、世界では当たり前に使われている電子投票が、日本では危険だとされているのか? その原因をご存知でしょうか。 海外ではプロセスを大事にしています。司法でもデュープロセス(適正手続)を重視していますが、特に日本の投開票では、この部分が欠落し…

一部の自治体でしか電子投票が実施できない理由

いまと違って以前の議員会館は、議員の部屋のドアが全開のところが多かった。そんな時代に電子投票の件で議員会館をウロウロと歩いていたら、議員室の応接テーブルで資料を広げていた森山真弓先生と目が合い、お茶に誘われました。 森山先生に電子投票につい…

回想録 古き良き時代

近年、電子投票が進まないのは「一社しかやりたがらないからだ」と国会議員たちに言われていたので、昨年までは興味を持ちそうな上場企業に声をかけていました。 やっとその気になって開発を始めた企業の紹介で、一緒に永田町へ行ったところ、自分は電子投票…

なかなか進まない日本の公共システムサービス。

いま、マイナンバー(ICT)がやっと国内で導入が開始されました。 我々は20年前、ロシア政府側の要望で、電子投票以外にも治安維持や不法入国の防止ができるように、警察や国境警備隊などにハンディー端末で情報照会も可能にしたロシア国民に持たせる個人情…

私と電子投票の歩みと今後の願いです。

政治意識の「気」というものを質量(数字)に換えて分析をした、草分け的存在が親父という家で私は育った。 そのせいか、物心がついた時は、もっとアバウトで様々なものに置き換えて考える子でした。だから、そのまま他人に話すと「良く分からない」とか「何…