近代化した民主主義へ

選挙、電子投票などについてを語り、政治の幼稚さをぼやきます。(笑)

【研究開発】

日本の正義の味方にアドバイス

問題提起として過去のゲスい話を書いていたら、当たり前の事ですが虚しくなり、品格も感じないのでお蔵入りさせました。私の投稿に影響力があるとは思えませんが、今の正義の味方に取り上げられても、権力闘争や憂さ晴らしで騒ぐだけの趣旨とはかけ離れ、こ…

国内で我々だけが問題なく電子投票が実施できる理由

我々EVS(電子投票普及協業組合)は、専門企業の各部門を協業して電子投票に特化した組合です。私が会社を二日間休んで、近所の露天風呂に法律書や法人関係の専門書を持ち込み、湯船の中で立てた電子投票事業の法人化構想を関係企業に呼びかけて設立しました…

電子投票構築のアドバイス

隠していた訳ではありませんが、私には年齢が9つ離れた弟が居ます。 今月も娘が使わなくなった楽器の電子ドラムを「引き取ってくれたら嬉しいな~」とお願いしたら神対応でしたから、別に兄弟の仲が悪い訳でもありません。きっと、お互いに興味をもたれたら…

世界最古の投票を支える人為的な意識の壁

電子投票に携わった実話と、日本の投票にまつわる奇怪さを、厚切りジェイソンさんの芸風を少々真似させて頂き、分かり易く表現してみました。 (//△//) スベったらスルーして下さい。 改革には、立ちはだかる物理的な壁、制度的な壁、意識的な壁が有ると言わ…

電子投票も基本通りに運用をすれば安心です

総てのものにメリットとデメリットがあります。そして、0リスクなんて都合の良い幻想を追って様々な対処法を採用しても、妥当性とバランスがわからなければ、さらに危険を生じさせます。 旬の話題ではマイナス金利ですが、不安からデメリットだけを注視する…

四半世紀も拙速と言われ続けている電子投票の歴史の総括です。第四弾【小賢しい電子投票システム議論】Part3

第四弾【小賢しい電子投票システム議論】Part3​ 議論をする前に電子投票とは、ただの生活をしやすくする為の国民の「便利」を求める公共システムサービスなのか、それとも国家を形成する民意を正しく反映させる国民の「合意」を求める共生システムなのかと…

四半世紀も拙速と言われ続けている電子投票の歴史を書いています。第四弾【小賢しい電子投票システム議論】Part2

第四弾【小賢しい電子投票システム議論】Part2 国政選挙導入法案が廃案になり、電子投票普及の大きな障壁になった委員会質疑を振り返り、民主党議員の質問を提案者に代わって答えてみます。(´∀`)ワクワク A これまででも不正が有った場合は実務の実行者と製造者…

拙速と言われ続けている電子投票の歴史を書いています。【電子投票事業の実態編】

拙速と言われ続けている電子投票の歴史を書いています。 第二弾【電子投票事業の実態編】2002年6月23日の我々の実施から1年後に、満を持して参入した後発ベンダーの連続した失態により機運が下がり、当初、有効性が立証できれば総ての選挙で実施できると約束…

拙速と言われ続けている電子投票の歴史を書きました。【電子投票誕生編】

拙速と言われ続けている電子投票の歴史を書きました。ちょっと書いただけで長文になったので、怨念じみた話しを端折り、何回かに分けて投稿します。 【電子投票誕生編】これまで、ぽっと現れた方達が政治力と錯覚していますが、一人のおっさんの気付く力、想…

「ウチは他とは違う」… 「だから失敗するんだよ!」

「ウチは他とは違う」…「だから失敗するんだよ!」 「ウチは他とは違う」という自治体は、投票所で電子投票の記録された投票記録媒体の中を覗いて投票数を数えたり、投開票所で投票データを削除したりと、本当に他の自治体とは違うことしたから票が合わずに…

電子投票の成功と失敗の分かれ道とは?

先日、アドバイスを頂いた電子投票の失敗と成功の簡単な比較説明で、設計安全、機能安全、運用安全、教育安全などに分けたらと御教授頂きました。しかし、必要性や構成そのものが理解できない方にはやはり難しいと思いましたので、大雑把に経営的なビジネス…

世界で唯一の電子投票で選挙無効と司法が判断した希少性の高い『システム監査報告書』

電子投票を実施している青森県六戸町の投票も終盤に近づいています。いまのところ寒いだけで順調のようです。(◍´◡`◍) リンクは、世界で唯一の電子投票で選挙無効と司法が判断した希少性の高い『システム監査報告書』です。それなのに、なぜか学者も専門家か…

世界に発信した法制化前の電子投票候補者確認画面です

にわかに衆参ダブル選挙が囁きはじめ、衆議院選挙の頻度が上がる傾向です。 しかし、日本の選挙制度は、国民に候補者情報を伝えることを制限しているから正確な評価も比較もできないので「誰がなっても同じ」とか「無責任に投票できない」など、前回は国民の…

私と電子投票の歩みと今後の願いです。

政治意識の「気」というものを質量(数字)に換えて分析をした、草分け的存在が親父という家で私は育った。 そのせいか、物心がついた時は、もっとアバウトで様々なものに置き換えて考える子でした。だから、そのまま他人に話すと「良く分からない」とか「何…

青春が刻まれた書籍

戦前の選挙データはGHQが本国へ持ち帰り、そのデータの研究を継続していたハワイ大学と、戦後の選挙データを分析していた㈱政治広報センターが共同で作成したデータを、日本議会政治100周年の時に書籍にした「歴代国会議員経歴要覧」です。 戦後から10年間に…

新しい先進技術だから安全な訳ではない。諸外国のネット投票で問題が起こらないのは、信頼された第三者認証検査を実施しているからです。

先日、アラブ首長国連邦とオーストラリアのニューサウスウェールズ州で実施したネット投票の成功を、酒飲み友達のscytl社からメールで連絡がありました。scytl社(本社スペイン)はフランスをはじめ23カ国で導入され、未だに問題は報告されていません。 日本…

妬まれ叩かれ否定され。 がんばれオレ!

うちの組織もこんな感じですね。 成果主義ですから毎年の定期総会で役員報酬が決定されるが、発足から14年間一度も役員報酬はもらっていない。(泣) それなのに利権と政治家に叩かれている不思議な仕事をしています。 もちろん、開発・研究費も自腹です。(…

【世論調査2】日本初(世界初かも)の世論調査機です

写真は前回に投稿した都知事選挙で威力を発揮した、日本初(世界初かも)の世論調査機です。 四半世紀前のDOS OSの時代に、素材のデータの精度を高める為にシステムを開発した調査機です。設計者は私ですが、作業フォロー以外に「こういう事はできないか?」…

1994年のイタリア総選挙の時に撮影したポスター

1994年のイタリア総選挙の時に撮影したポスターです。 一瞬、壁の穴から美しい女性が自分に向かって微笑んでいると錯覚して「ドキッ!」としますね。張り出す場所を計算していたら凄いと思ったポスターです。 機械の写真は、イタリアで当時考案中の投票機で…

物心がついた時から飽きる事無く続けている分解

幼い頃は、使える物まで分解して親父にぶん殴られていましたが、今はやっと学習して使わなくなった物だけを分解しています。 d(^^*) なぜ分解をするのか? 「そこに物があるからだ!」では無く、素朴に不思議だと思うからです。 そして、毎度のように、凄い…

【常識の斜め横にある私の思考】 意見集約に大事なこと

空気が淀んで決めることができず、強者が強行するしかないダメな政治が継続しそうなので久々に書いてみました。 私が国内初の電子投票実施で統括管理を引き受けた時の体験談をはじめて書きます。 日本初の実施は、法律施行と同時に電子投票設計の基となる基…

セキュリティの高い電子投票機の中は『カラ』です。

我々の電子投票機の中にはセキュリティ上、記録装置もアプリも存在しない。 アプリの入っている記録媒体を差し込まなければ起動しないので、投票以外のアプリを入れると別の使い方ができる。 不安や心配を抱くだけでなく、安全基準が確立できれば、様々な合…

究極の電子投票のリカバリーは「何もしない」です

やはり素人では失敗も有りますね。ネジの頭を潰してしまいました。 でも、簡単にリカバリーが出来れば恐れる事はありません。このネジザウルスは、ネジの周りをガッシリと掴み回してネジ頭が潰れていても抜けます。 電子投票でも専門家たちに、いろいろと的…

国家的権威のある第三者認証機関を創設が全てのサービスの近代化への近道

2008年に電子投票国政選挙導入法案が、セキュリティ面の課題、「電子は信用できない」「紙の記録を付けろ」を理由に、民主党が参議院で反対に回り廃案になりました。 昨年も民主党幹部がFacebookやGoogle Earthも理解していない事が浮き彫りになりましたが、…

常識の斜め横にある私の思考  育てる 編

しつけ、教育、どれも弱者への押し付けと同時に頭で考えさせるだけで、大事な心が抜けている。だから不祥事のときに使われる「倫理」も、装飾的な言葉でリアリティーが感じられない。 何か有ると「今時の若者は…」と言われていますが、生を受けてからどの時…

日本には検証経験が無い活字だけの研究者が多いからダメなんだ

不正の真偽は、まだまだ続きそうですが、研究者としての好奇心よりも理論が先立って大事な部分がアバウトに成ったように感じます。 私は以前からコピペだけでなく、論文の引用についても自らの検証経験も無く、活字のみで理論づける事に疑問がありました。 &…

常識の斜め横にある私の思考 ぱすわーど 編

この頃、セキュリティが、マイブームになっています。 みなさんもパスワードが煩わしく、全てが共通とか、忘れないように個人情報の一部とか、「覚えやすい」ものを設定してると思います。 そこで、セキュリティについてご教授してくださる先生は、乱数表管…

究極の検証ができるのは現場です

システム構築において多くの視点に立ち、議論と検証を繰り返して決定します。 会議において私は最終決定者ですが、会議が終われば決定に従う側に身を置いています。 実施の時に、投票所従事者をやったり、機材運びや自治体職員研修の講師など、現場で自分の…

シンプル・イズ・ベスト

サミュエル・ハンチントンの「文明の衝突」では宗教、文化などの文明が壁を作り侵略しあう事が書かれています。経済のグローバル化が進む一方で、「数多くの文明の単位に分裂してゆき、それらが相互に対立・衝突する流れが新しい世界秩序の基調となる」とハ…

電子投票の普及を止めた投票所内ネットワークの幻想

これまで実施された電子投票は大きく分けて、投票機単体で完結するスタンドアローン「SA」方式と、投票機をネットワークで結ぶクライアント・サーバー「CS」方式の2種類があります。 ですが、通信を使用する段階で効力が発揮できると将来性に期待を寄せ…