近代化した民主主義へ

選挙、電子投票などについてを語り、政治の幼稚さをぼやきます。(笑)

【透明性】

電子投票の「見えない第三者の悪意」の真実

大企業が事故を頻発した事により、学者など研究者は原因究明をすることなく、電子投票に瑕疵があるように騒いで製品の売込みブームが巻き起こりました。 我々と事故を起こした企業も同じ法律と技術要件で構築されていますが、国内初導入から今日まで、普通に…

世界最古の投票を支える人為的な意識の壁

電子投票に携わった実話と、日本の投票にまつわる奇怪さを、厚切りジェイソンさんの芸風を少々真似させて頂き、分かり易く表現してみました。 (//△//) スベったらスルーして下さい。 改革には、立ちはだかる物理的な壁、制度的な壁、意識的な壁が有ると言わ…

四半世紀も拙速と言われ続けている電子投票の歴史の総括です。第四弾【小賢しい電子投票システム議論】Part3

第四弾【小賢しい電子投票システム議論】Part3​ 議論をする前に電子投票とは、ただの生活をしやすくする為の国民の「便利」を求める公共システムサービスなのか、それとも国家を形成する民意を正しく反映させる国民の「合意」を求める共生システムなのかと…

四半世紀も拙速と言われ続けている電子投票の歴史を書いています。第四弾【小賢しい電子投票システム議論】Part2

第四弾【小賢しい電子投票システム議論】Part2 国政選挙導入法案が廃案になり、電子投票普及の大きな障壁になった委員会質疑を振り返り、民主党議員の質問を提案者に代わって答えてみます。(´∀`)ワクワク A これまででも不正が有った場合は実務の実行者と製造者…

「ウチは他とは違う」… 「だから失敗するんだよ!」

「ウチは他とは違う」…「だから失敗するんだよ!」 「ウチは他とは違う」という自治体は、投票所で電子投票の記録された投票記録媒体の中を覗いて投票数を数えたり、投開票所で投票データを削除したりと、本当に他の自治体とは違うことしたから票が合わずに…

第三者の目で見た、数少ない日本の電子投票実施状況の報告

政治山さん、取材ありがとうございます。私の個人的なブログよりも遥かに発信力があるメディアで紹介頂きました。電子投票や選挙だけでなく、心の策と書いて心策(しさく)と呼ぶそうですが、町民に負担を掛けずに、やりくりを進める上で、地域としての将来…

日本の投開票環境の構造的問題点

先週の電子投票を実施した青森県六戸町の投票日は、政治学部の大学生から電子投票をテーマにした卒論の質問が有りましたので、自宅で回答を書いていました。 毎度の事ながら、よくぞネットで調べましたと感じるありきたりな質問ばかりでしたが、目を向けて頂…

世界で唯一の電子投票で選挙無効と司法が判断した希少性の高い『システム監査報告書』

電子投票を実施している青森県六戸町の投票も終盤に近づいています。いまのところ寒いだけで順調のようです。(◍´◡`◍) リンクは、世界で唯一の電子投票で選挙無効と司法が判断した希少性の高い『システム監査報告書』です。それなのに、なぜか学者も専門家か…

スタンフォード大学の「監獄実験」で感じる権力者の傲慢さが、IT社会で一番の脆弱なところ

スタンフォード大学の「監獄実験」を御存知でしょうか。 普通の人に、看守と囚人のという特殊な肩書きや地位を与えた心理学実験です。 管理側の看守役グループは非人道的に暴走し、それどころか実験の管理をした指導者も雰囲気に引き込まれ理性の歯止めが利…

電子投票が日本では危険だとされた原因

なぜ、世界では当たり前に使われている電子投票が、日本では危険だとされているのか? その原因をご存知でしょうか。 海外ではプロセスを大事にしています。司法でもデュープロセス(適正手続)を重視していますが、特に日本の投開票では、この部分が欠落し…

新しい先進技術だから安全な訳ではない。諸外国のネット投票で問題が起こらないのは、信頼された第三者認証検査を実施しているからです。

先日、アラブ首長国連邦とオーストラリアのニューサウスウェールズ州で実施したネット投票の成功を、酒飲み友達のscytl社からメールで連絡がありました。scytl社(本社スペイン)はフランスをはじめ23カ国で導入され、未だに問題は報告されていません。 日本…

政治や学問は技術論ばかりで踏み出せない。それは人として大事な配慮が無いからですよ。

電子投票と言えば、猫も杓子も必ず「民主主義」だの「国民」などを枕詞に付けてデバイスや電子的システムの機能だけの話になり、肝心の「人」が存在していません。 前回の「なぜ、我々が提供した電子投票システムだけが、訴訟どころか異議申し立ても受けない…

【六戸町電子投票実施回想録】 投開票所の設営 (2015年4月24日実施)

腹筋が割れている私でも、本当に食事が美味しくて姿勢が悪いとお腹が出ています。まだ、力を入れると腹筋が出てくるのでライザップのコマーシャルに出れそうな気がします。(笑) 今日は投開票所の設営ですが、電子投票機器の設置から起動確認など、全て役場…

六戸町電子投票実施回想録】 電子投票機材配布、前日設置Part3((2015年4月24日実施)

立会人席から見た電子投票集計エリアです。 当日の集計係は、立会人席から作業が判りやすくする為に3人で行います。トレイに集められた記録媒体を集計システムの読取装置に入れる人(A)、集計システムで読込みボタンだけを押す人(B)、(A)から読込みが…

【六戸町電子投票実施回想録】 電子投票機材配布、前日設置Part1((2015年4月24日実施)

電子投票機器に使用するツールを入れた「管理者バック」と、電子投票記録を開票所に装置する「記録媒体内容器」と「記録媒体送致箱」。 法律上、電子投票記録媒体が投票箱となっているので記録媒体内容器に入れて封印をして、鍵が掛かる記録媒体送致箱に保管…

【六戸町電子投票実施回想録】 投票プログラム候補者情報作成Part1 (2015年4月21日実施)

先ずは、電子投票機器に使用する全ての記録媒体を初期化します。 機械的な完全なる初期化と、Windowsでの本当のブランクにならない初期化とは、セキュリティの観点の安全性を含めて大きく違います。 電子投票を実施したメーカーの中で、我々以外にこの処置を…

【六戸町電子投票実施回想録】 告示日の立候補者受付 (2015年4月21日実施)

本日、六戸町議会議員一般選挙の告示日を迎えました。 電子投票では、朝の抽選で決まる受付順位が集計の表示順となり、受付が締め切られた後に行われる抽選で決まった氏名掲示の順番が電子投票の候補者選択画面の表示順になります。 電子投票改正法案が審議…

【六戸町電子投票実施回想録】 投票プログラム候補者情報作成Part3 (2015年4月21日実施)

内容と画面レイアウトを選管と確認をした後に、電子投票機に使用するマスタープログラムを記録媒体に書き出し、記録媒体コピー機で複製して投票機で動作確認および投票テストを行います。 この一連の作業は、導入時から選挙民から理解を得られるまで、マスコ…

【六戸町電子投票実施回想録】 投票プログラム候補者情報作成Part4 (2015年4月21日実施)

写真は、当該選挙のプログラムが作成できるという、有る意味では危険なシステムが収納されています。 OSや投票プログラム作成システム自体もID、パスワードで管理され、二つの鍵が付いている専用保管ケースに収められていますが、視覚的に一目で触られていな…

【六戸町電子投票実施回想録】 投票プログラム候補者情報作成Part2 (2015年4月21日実施)

告示日の立候補者受付が締め切られ全ての情報が揃った後に、初めて電子投票のプログラムが作成されます。 左手前にあるPCで候補者情報を入力します。投票プログラムを作成し書き出したマスター記録媒体を、電子投票機にセットして選挙人が投票したデータを記…

【六戸町電子投票実施回想録】 開票研修(2015年4月20日実施)

研修時間は、練習時間を含めても僅か20分! ワザと投票データを改ざんした記録媒体をまぎれ込ませて不正検知をした時の練習もしました。事前説明も無く、研修に参加された職員の方をドッキとさせて本当にごめんなさい。m(_ _)m... 午後からは期日前投票の研…

投開票ミス最大の原因を、誰も指摘しない不思議

昨年末の総選挙で投開票ミスを投開票前から予測できたのは、間違った運用が誰も指摘せずに続けられているからです。 民主主義の根幹を支える投開票にミスは有ってはならない。だから、ミスを防ぐ為に投票者数の確認をしています。しかし、この考え方が更にミ…

【常識の斜め横にある私の思考】 意見集約に大事なこと

空気が淀んで決めることができず、強者が強行するしかないダメな政治が継続しそうなので久々に書いてみました。 私が国内初の電子投票実施で統括管理を引き受けた時の体験談をはじめて書きます。 日本初の実施は、法律施行と同時に電子投票設計の基となる基…

究極の電子投票のリカバリーは「何もしない」です

やはり素人では失敗も有りますね。ネジの頭を潰してしまいました。 でも、簡単にリカバリーが出来れば恐れる事はありません。このネジザウルスは、ネジの周りをガッシリと掴み回してネジ頭が潰れていても抜けます。 電子投票でも専門家たちに、いろいろと的…

国家的権威のある第三者認証機関を創設が全てのサービスの近代化への近道

2008年に電子投票国政選挙導入法案が、セキュリティ面の課題、「電子は信用できない」「紙の記録を付けろ」を理由に、民主党が参議院で反対に回り廃案になりました。 昨年も民主党幹部がFacebookやGoogle Earthも理解していない事が浮き彫りになりましたが、…

遅すぎる研究者への倫理教育

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究極の検証ができるのは現場です

システム構築において多くの視点に立ち、議論と検証を繰り返して決定します。 会議において私は最終決定者ですが、会議が終われば決定に従う側に身を置いています。 実施の時に、投票所従事者をやったり、機材運びや自治体職員研修の講師など、現場で自分の…

西洋医学的手法よりも漢方的な進め方

投稿写真は、今から14年前の平成12年に新聞協会が政府に提出した要望書です。 投票時間の延長や選挙制度の変更によって、報道関係者の負担が大きくなり、電子投票の導入を要望しています。 しかし、要望が届かず負担を吸収する為に、試行錯誤して取り組む事…

トリミングされているビジュアル的な報道

前回はビジュアルについて書きました。今回は、について投稿します。 特定秘密保護法で「国民の知る権利」が話題に成っています。 先日も静岡の弁護士が「国民の知る権利に重大な脅威を与え、憲法に違反する」として提訴しました。 しかし、「国民の知る権利…

素直。

妻から定形外の郵便物の投函を頼まれました。 丁寧に「その他の郵便物の方だよ」と教えてくれましたが、私は「それは知っているよ」と返答。近くで聞いていた娘たちに「おとうさん凄い!」と褒められました。(笑) 妻と出会って間もない頃のデートの時に、ア…