近代化した民主主義へ

選挙、電子投票などについてを語り、政治の幼稚さをぼやきます。(笑)

【実施自治体との協力で電子投票機が完成!】

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 日本で初めて電子投票を実施する前の新見市の啓発風景です。

  市街地を出れば、はっきり言って広大な田舎なので、田畑で働く方達に電子投票を体験して頂けるように考えて、職員自ら大工仕事をして車に取り付けました。
  当時の電子投票は、期日前投票が無かったので、投票日当日を想定して厳密な運用で設計したので再立ち上げができず、起動したままクルマに乗せて田舎道を走りました。

  世間では機械の耐久性を心配されていましたが、現場では特例法で地域限定の電子投票の実施にあたって、有権者への理解が心配で周知活動に力を入れていました。
  勿論、一度も投票機の故障は有りません。
  写真に写っているハッピを着ている職員の方が発案し取り付け作業をしました。また、この方に数多くの投開票の法律や規程に基づいた「あり得ないけど可能性は0ではない」の話がシステムと運用の構築に役立ち、日本の電子投票を支えていると言っても大袈裟ではありません。

  今年の実施でお会いした時は、職員トップの総務部長でした。お互いに時の流れを感じたと思います。しかし、国会では導入当時よりも機運が下がっていることが残念です。

  追伸
  その後に実施した自治体でも協力と信頼で運用して頂き、方向性の正しさを確信させて頂きました。
  運営管理は自治体職員が行い、我々は機械を提供するだけという高飛車とも受け取れる提案を、快く受け入れて頂いた自治体の協力で、未だに異議申し立ても受けたことが無い日本で唯一の存在です。

  お付き合い頂いた自治体職員と有権者の方へ、本当に感謝を申し上げたい。