【電子投票実験導入の検証2(票が消える?)】(障害事例1)
残念な事に、電子投票の故障で票が狂うという結果がこれまでに2例も有りました。
国会審議では、電子投票は票が消える恐れがあると指摘されていましたが、これまでに票が消える事故は無く、反対に2例とも票が増える結果でした。(笑)
「故障で票が合わない」という有り得ない事がなぜ起きたのかを検証すると、一つはシステム設計そのものが、「一人一票の原則」を逸脱した法令違反によるもので、その後に政府の第三者認証検査の仕組みが誕生し、今後はこのようないい加減なシステムが市場に出回る事が無くなり解決したと思います。
◎信頼性を高めるルールとして、選挙人が投票した票(意思)を削除する機能を禁止させる事が必要だと考えます。また、電子的と言っても選挙人が投じた大事な票ですので、ロールバック(システム障害が発生したときに、記録してあるチェックポイントにまでデータを巻き戻して、改めて処理を開始すること)などの機能も禁止するなど、後から人による検証が可能なシステム設計も重要だと思います。
追伸
当たり前過ぎて書くのも恥ずかしいのですが、コレをやらかして日本の電子投票が世界で唯一の選挙無効に成って信頼性が失われました。当時、韓国で各国の電子投票企業のシンポジュウムが有り日本の民主主義と技術力について話題に成ったようです。勿論、馬鹿にされた話です。