近代化した民主主義へ

選挙、電子投票などについてを語り、政治の幼稚さをぼやきます。(笑)

青春が刻まれた書籍


戦前の選挙データはGHQが本国へ持ち帰り、そのデータの研究を継続していたハワイ大学と、戦後の選挙データを分析していた㈱政治広報センターが共同で作成したデータを、日本議会政治100周年の時に書籍にした「歴代国会議員経歴要覧」です。

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戦後から10年間に行われた選挙データは、当時の日本の大学や民間企業にも無く、私が公的機関(もう時効だから申し上げると議長公邸など)に行って書き写したものです。
持ち出し禁止ですから、それはもう苦行でした。
当時はWindowsも有りませんでしたが、汎用機のデータベースで情報を検証して精度を高める保険の存在で少しは救われました。

衆議院議長公邸の書棚には、第22回衆議院議員選挙が途中から置かれ、戦前の選挙資料分のスペースが意図的に空いている事に感じるものが有りました。

この書籍を出したのは、先日、来日された友人の韓国の大学教授たちに、私の地元赤坂での食事を期待させといて大外れだったので、酒を飲んでいた時に話題に上がり、興味があるようでしたので、お詫びにプレゼントする為です。

時代の流れが早く、新しいものだけに目移りしますが、過去と比較検証する事が疎かになって深く考えない専門家が多くなっています。
過去と比較し歴史の流れを見ると物の善し悪しが見えてきます。

日本から消えたデータを復旧させたメンバーとしては、数字的に検証して良い方向へ導いて頂けると嬉しいですね。

本来は、政府か大学などの研究機関がやるべき事ですが、誰もやらないので必要と感じた親父のお金と時間と労力と、私の青春をかけて完成させました。

いまの電子投票も、そんな感じでやってます。

共通点は、事業ではなく人生を掛けて完成させる「ライフワーク」に分類しています。
(笑)