近代化した民主主義へ

選挙、電子投票などについてを語り、政治の幼稚さをぼやきます。(笑)

ネット投票が遠ざかった日本の電子投票

 駆け出しの頃は、バイトと一緒になって、バインダーに調査票を挟みながら政治意識調査の調査員として全国を歩きました。そして、調査が終わってからの対象者との雑談は、活字には無いものが多く、新鮮でとても勉強になりました。
 例えば、農家の方が食管法や農協に否定的だった事に驚きでした。
 そして、このような体験談を国会議員との茶飲み話で盛り上がったりしていた。
 言うなれば昔から、幅広い話題を持つ、”素人のプロ”だったような気がします。

 先日、電子投票の新企画の提案書を作り、当事者たちに確認をしていますが、未だに専門家や学者(スペシャリスト)の一部しか見ていない意見を鵜吞みにした平成19年の廃案になった国会審議の亡霊が漂い、早くも政治からは悪魔に魂を売るぐらいの判断をしなければ進まない状況です。

 その一つが電子投票と紙の投票との兼用の話なんですが、電子投票をしてプリントされた投票結果を投票箱に入れると、後から検証できると信じている人がいます。しかし、電子投票端末は複数選挙でも一度に投票できますが、現行法では一つの選挙に決められた投票箱に入れなければなりません。煩雑すぎて投票者が混乱するでしょう。
 そこで、紙の投票用紙は、第二の電子投票の複写記録媒体として、異議申し立てなど義があった場合に検証するものとし、複数選挙の場合も一括で投票箱に入れ、集計は今まで通り電子投票記録媒体の原本で集計するなど、投開票の現場と再集計の在り方など、与えられた課題に対して現実的に事細かにシミュレーションをして実態に合う対策を考えているので、この頃はFBに参加する心の余裕もありませんでした。
もう少し続くかな?(笑)

 リアルの友人は、私はゼネラリストと言うよりも、”素人のプロ”の方が、
 ̄ー ̄(_ _( ̄ー ̄(_ _そうそう
としっくりくるでしょう。
 でも、決められた論理や概念に無理やり当てはめるような乱暴なことを考えるよりも、正確で分かり易く安全だと思います。

 自慢ではありませんが自治体でも、『安全』な電子投票機器を提供されているのは理解していても、「宮川さんは来ないんですか?」と聞かれます。きっと私の存在は『安心』なんでしょう。それに面白いのかな?

 本来、電子投票記録の正当性の証明に何が重要なのかを追求せずに、セキュリティのスペシャリスト達が振り撒いた話題で電子記録はリンチにあい、日本だけがネット投票から遠ざかります。視点が低いネガティブ思考では、まともな構築ができないことをご指摘させて頂きます。

 

 

《12月15日投稿のFacebookと同文》