【電子投票機いろいろとやってみたPart 1】
1990年代中頃、投票所に簡単に設置できる収納ケース一体型の専用機を作製しました。
しかし、実際に使ってみると頭で考えるのとの違いが明確に分かり、直ちにボツと成りました。しかし、この失敗の教訓は、現在の電子投票機器に反映されています。
どんな事でも経験に無駄は無し!
追伸
アメリカなどは電子投票機の収納ケースがそのまま投票機の台になる物も存在しますが、とても重く運ぶ為にケースにキャスターが付いている。このキャスターの有無については自治体実施の機器搬入時に我々内部で議論しましたが、「ケースに乗りながら運んだら危ない」
「人が見てなかったら楽をする為に雑に投票機だけを転がす」などの意見が有り、簡便化には軽量化だと再認識しました。
実はキャスター付の投票機ケースは、最後の試作投票機のケースで作成しました。しかし、置いたときに不安定で持ち上げるとキャスターが重く結果は分かっていましたが、民主主義の根幹を担う機器を取り扱う組織として、誰でも自由な意見が言える環境を大事にしています。
課題に対して自分の理想を述べる「自由な意見」はネット世論と違い、味噌糞に言ったり、ボロクソに酷評して人の足を引っ張ったりは無く、みんなが良い提案に補足したりと新しくひらめいて楽しいですよ。