日米の選挙文化の違い
写真は、新見市で日本初の電子投票を実施した翌年の2003年10月のカルフォニア州知事選挙で使用された電子投票機です。
応募してきたのは247人でしたが112名は書類不備で立候補できず、最終立候補者の135名が電子投票機で投票されました。
日本の電子投票慎重派国会議員は氏名掲示板の候補者名の位置でも有利、不利を言っているが、写真の通り「NEXT」ボタンでページをめくりながら真ん中あたりに名前が有ったシュワルツェネッガーの得票は2位の民主党ブスタマンテ副知事の約1.5倍と圧倒的大差で勝利した。
この時だけでなく現在でも、このページ方式は続いている。そして、目の前に氏名掲示板では無く、操作方法が貼られているのが文化の違いを感じますね。
この違いは、日本は理想の政策論争をしたくても、名前を覚えてもらう事がやっとの短い選挙期間だからと言える。
だから直接目に触れられない事が恐怖なのは理解できる。しかし、政治活動と選挙活動を分ける弊害の一番の被害者は名前すら分らない有権者では無いでしょうか。
ネット選挙で費用的な区切りも曖昧に成ったついでに、もう一歩踏み込んだ選挙期間の改正が分りやすい政治につながると思いました。
追伸
10年前と違い今では画面解像度が上がり、1画面で参院比例候補者の一覧表示が可能になりました。
しかし、候補者一覧表示で100名以上の中から探すよりも、日常的に使われている駅の券売機のような50音検索が受け入れられると思います。