近代化した民主主義へ

選挙、電子投票などについてを語り、政治の幼稚さをぼやきます。(笑)

【電子投票実験導入の検証9((比べてみれば分る 投票の秘密2)】 〔失敗例〕

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 選挙無効に成った可児市の投票所の写真。

 真ん中のメガネを掛けた白いワイシャツの方は、この投票所を担当する業者のようです。 心配なのか選挙人の投票内容を見ています。
 見ての通り、選挙人は若くて元気な健常者ですから、投票補助も代理投票の申請もありませんでした。

〝それは絶対に〝アウト〟でしょ!〟

 現場で見ていても、一度も実証実験をせずに製品検査もしていないと思われる不安が伺えました。もしかしたら、使えないことが早期にわかっていたからこその投開票所の運営方法だと感じます。
 電子投票コンプライアンスを守る運用をシステム化できますが、モラルの無い人の行動までは制御できません。
 投開票の運営は厳粛、厳格でなければ成りません。
 このようにセキュリティの概念が無いから安易に何回も投票させて、投票した記録も後から削除することで票が増え検証ができずに選挙無効に成ったと言えます。
 そもそもトラブル以前に、開票所で投票データを削除をするシステムを設計した時点で(選挙無効判決文の中でも、無効理由として書かれています)
 ここで最大の問題を述べさせて頂くと、日本最大の投開票システム会社が違法なシステムを提供して、違法性を気が付かない自治体が存在していることです。
 電子投票システムは政府が委託した第三者認証機関の検査を受けていますが、紙の投票のシステムの検査はしていません。野放し状態ですね。
 電磁的記録が勝手に増殖はしません。有るならば、私の預金残高も勝手に増えて欲しいものですね。(笑)