【電子投票実験導入の検証11(比べてみれば分る 開票所2)】〔失敗例〕
写真は選挙無効と成った10万人都市の可児市での電子投票開票所の風景です。
① 開票作業前の写真
開票所奥の左側の白いパソコンの前に人が座っている場所が電子投票集計機です。正面奥の壇上席が立会人席。撮影場所が参観人席です。
② 開票作業中の写真
人の壁で立会人を含め第三者から電子投票の集計操作を見る事ができませんでした。
③ 電子投票を視察に来られた他の自治体は、別に用意された部屋で音声も無いプロジェクターを見せられました。しかし、写真の通りの状況しか映し出されず、導入を検討して視察に来られた自治体は「紙の開票作業を見に来た訳ではない」「全く参考にならない」と憤慨していたようです。
〝見せないで理解させない努力〟を感じて頂けたでしょうか?
電磁的記録のミスがクローズアップされていますが、投開票の規律自体が破綻しているのでは無いでしょうか。電子投票の正しい知識の基は公選法なのですから、このように電子投票を語り選挙法を蔑ろにする者を罰する法律が有っても良いと思います。
電子投票は、手作業が機械に成っただけのタダの仕組みですので、別に特別な難しい問題では有りません。
まあ、罰則が無くても民意で選挙無効になったのですから正常に機能しているのでしょう。