近代化した民主主義へ

選挙、電子投票などについてを語り、政治の幼稚さをぼやきます。(笑)

【選挙区を触らずに1票の格差の是正方法】

  昨年末の衆議院解散直前に緊急措置として決めた「0増5減」の一定の評価はされましたが、最高裁は平成21年に続き今回も違憲状態」と判断し、政治システムの正当性が厳しく問われています。

 しかし、「投票価値の平等の要請にかなう立法的措置」について、単純な人口配分が本当に平等なのかに疑問もあります。
 「過疎VS都会」の視点で考えると、人口の多い国会議員の割合が増えて都市政策中心に成ると、人口の少ない地域の声が届かない事で過疎化に拍車がかかる恐れがあります。

 そこで、選挙区をいじる事無く「投票価値の平等」が保たれる方法として、投票方式を一人一票の〝単記式〟から一人複数票の〝順位式〟に変える事を提案したいと思います。
 理論的には、各候補者の投票順位ごとにポイントを与え、合算したポイントの合計で当落が決まる方法です。

 例えば、一人の有権者に三票有るとします。1位に選んだ候補者Aに3ポイント、2位に選んだ候補者Bに2ポイント、候補者Cに投票に1ポイントとします。
 候補者Aを3回投票する事も、候補者Aに二票と候補者Cに一票投じる事も、三人の候補者に一票ずつ投票するなど、そしてポイントを集計した結果で決めれば、より民意が正確に反映されると思います。

  そして、格差が2倍ならば、人口が少ない選挙区が多い選挙区よりも倍の投票が出来れば良いのかなどの正しい配分については、数学者、統計学者、社会学者、政治学者などに正確な民意を研究して頂けたら、国民も納得できる制度ができると思いますが、インフラが紙の投票用紙では、いつまで経っても荒唐無稽な空論のままですね。

参考にして頂けたら幸甚に存じます。