近代化した民主主義へ

選挙、電子投票などについてを語り、政治の幼稚さをぼやきます。(笑)

意外と議論されない電子投票機器の輸送と保管体制

意外と議論されない電子投票機器の輸送と保管体制について述べてみます。

 電子投票というと投開票の時だけが注目されますが、メンテナンスや保管、保全の部分が見落とされています。
 私は電子投票の運用は一貫して同じように実施しているが、 メンテナンスや輸送などは今でも模索している。
 それは、電子投票が普及した時にデポジット(保管)の有り方によっては、実施運用の環境も変わるからです。

 今のところ、単純に5通りのデポジットが考えられる。
① 各自治体単位で保管する。
② 小選挙区単位で保管する。
③ 都道府県単位で保管する。
④ 衆議院11ブロック単位で保管する。
⑤ 日本を東西2分割して保管する。

 しかし、一斉導入は有り得ない状況を考えれば一律的な方式は望めない。そこで、全ての案の混合方式を検証しています。

 例えば、 東日本大震災直後に実施した青森県六戸町実施の時も、準備や手配と同時に将来のデポジット構想の情報収集も行った。思いつきで現地から東京の輸送会社の管理者に連絡して現地に来て頂き、一緒に各投票所を廻り現場の状況を感じてもらい課題を持ち帰って頂いた。

 こうした前触れも無い無茶振りに対応して頂ける方々に感謝しています。
 ここで一言。私には「気"まぐれ"はあってもタダの"まぐれ"では無い」です。

 被災者の方には不謹慎と思われそうですが、私と同じように大規模の震災直後で電子投票の実施を経験する機会は1000年後となります。ですから、この震災で多くの事を学べた事に感謝をしております。

  余談ですが、報道とは違いトラック業界では、あらゆるルートの情報が入ってくる。
  高速道路は亀裂による段差が大きく、時速50キロ規制でも危険を感じた。
 しかし、トラック業界の情報網は侮れない。きめ細かいルートで東京-青森間を安全に通行できる一般道を選び、投票機器類を無事に輸送してきた。
 しかも、高速を使った私と一般道で来たトラックが同じ交通時間は悔しかった。(笑)
 ふと、子供の頃に一世風靡した映画の「トラック野郎」の無線で仲間達と情報共有しているシーンが頭に浮かんだ。
 また、小型トラックやバンなどは被災地へ出払い品薄状態でしたが、大型トラックへの影響はありませんでした。

 いつも余談が長くて申し訳ございませんが、私なりの結論は①~⑤のどれも可能だということです。そして、将来的に⑤に近づければ全体の経費削減ができます。
まだ実感が沸かないと思うので、デポジット別の投票プログラム作成などの運用については別の機会にアップします。