近代化した民主主義へ

選挙、電子投票などについてを語り、政治の幼稚さをぼやきます。(笑)

節目の管理

 月一回のペースで開催されている「情報セキュリティ心理学研究会」でセキュリティの考え方について学ぶ機会を頂いています。

 いつも、自分の経験と学問的な考えを比較して思う事は、うなずけると言うよりも、偶然な事に体験と重なり「奇跡」「運が良い」と良く言われてきましたが、本当にそう思うようになりました。

 例えば、監査に外部の人間の起用を言われてますが、我々の場合は監事の中から私に統括管理(開発、製造、運用実施)を含めた監査の依頼を技術側からあり受けました。
 また、検査は決められたルールの通りに行うが、監査はルールも含めて正しいか見るそうです。

 私は技術者では無いので目で見て理解できるように、従来の検収以外に、実施自治体の投票所数と同じ48カ所に分け、本番と同じ運用で実施しました。あり得る障害事象も含めた検査シナリオ等を技術側と考え取り入れました。

 投票は投票者、従事者、立会人と人がいますが、技術的検査は「人」が感じられず技術的素人だからこそ「人」にこだわり成功したと振り返って感じます。

 今の電子投票の議論も技術論ばかりで、そのところが欠落しています

 電子投票で選挙訴訟に成った例も、故障は技術的な問題ですが、機器依存のし過ぎで投開票で重要な「節目の管理」を見落とした人による運用の失敗で投票結果の票の狂いが生じました

 一人一票の原則も守られていません。呆れるばかりです。

 それに、機器の故障と運用ミスの検証もできない状態なんですから、原因はアナログだと気付かないのかな。