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近代化した民主主義へ

選挙、電子投票などについてを語り、政治の幼稚さをぼやきます。(笑)

【常識の斜め横にある私の思考】 意見集約に大事なこと

【電子投票全般】 【透明性】 【研究開発】 【運用管理】

 空気が淀んで決めることができず、強者が強行するしかないダメな政治が継続しそうなので久々に書いてみました。

 私が国内初の電子投票実施で統括管理を引き受けた時の体験談をはじめて書きます。

 日本初の実施は、法律施行と同時に電子投票設計の基となる基準書が発行されてからひと月半で入札、その二ヶ月後に投開票日という、歴代でも最も短い過酷な準備期間の中で、設計、製造、納品、周知、実施をしなければなりませんでした。全国からも注目されて、外部からは無理とか不可能などの不安の声と、内部では不気味なぐらいの緊張感が漂い、各開発企業がリスキーな変更、改良を拒む硬直状態の時に、開発当事者たちから統括管理を頼まれて、いつものように何も考えずに引き受けました。(笑)

 無理とか出来ないとか言われる事でも、物理的なのか、思い込みや固定観念かを分解すると光明が見えてきます。この時に浮かび上がったイメージは、バラバラに散らかったジグソーパズルのピースを完成させる為に、隠れているピースを作業台に乗せれば自然とハマって行く感じでした。どんな妙案でも時間の浪費はタイミングの損失になり、出来る事も不可能になるので、基本構想30分、方針15分ぐらいで、直ぐに現状確認の為に各開発担当企業へ個別に連絡をして、問題点についてレポート作成をお願いしました。

 開発企業各社のレポートは、私でも理解出来るように丁寧だったので膨大な量でしたが、予想通りにどの企業も自分たちのシステム変更はしないで他の企業への改良を促す内容でした。私は翌日に技術会議を開き、集めたレポートを一つに纏めて出席者全員に配布し、「理解できるように説明して欲しい」と呼びかけたところ、出席者から「みんなで話し合います」と会議は5分程度で終了。その後は、一人ひとりが全体を考えて進められる環境が整いました。

 そして、実験的導入を目的とした特例法ですから、詳細な取り決めが無いグレーゾーンを潰しながら内外に問題提起をしていきました。例えば、投票日後の異議申し立て期間では電子投票機器の保全はどうするのかが自治体との契約書に記載されていないので、「保全に関する項目が無いので受け入れられない」としたところ、案の定、朝日新聞がこのネタに飛び付き新聞に載せ、「自治体と企業が勝手にやる事で関係無い」という態度だった総務省から連絡を頂きました。これは、ただ方策も無く不安がる外部環境改善の為に、総務省や自治体に考えて頂くと同時に国民にも理解して頂きたかった。

 その後は、行政側と実施運用の考え方や選挙訴訟対策などの対応について一緒に考えて構築していきました。今までに実施された自治体の方は、電子投票になって、これまでの解釈が緩和された部分や特例法に無い部分を感じたと思います。

 活字だけの説明だと「とんでもない奴だ!」と横暴に進めているように見えますが、『公け』に携わる者の合意形成に必要な周囲を活かす共生の基本として宮沢賢治の「雨ニモマケズ」のような想いがあったから受け入れられたと思います。

黎明期として必要な行動以外は、全国導入を目指しているので他のコンペチター企業への範となるように、わかりやすく一般的な運営を心掛けました。

 開発企業も設計思想に、当たり前ですが道徳的観点が生まれてきます。世間で憎まれている行政側も当たり前ですが本質は理解しています。そんな環境だから前人未到な事で立場や利害が異なり確信が持てない場合でも、あるべきビジョンを明確に示して方向性が間違わないように段階的に分けて進めれば良いだけの話です。無理にパズルに合わないピースをねじ込むとバラけるだけですね。

 なぜ、今は選挙改革が進まないのか? 話しがおかしく成る時は、決まって『己』が存在し空気が淀むからでしょう。

 追伸
 長くなりましたのでシステム責任者としての見解は、様々なミスや問題が予想される衆院選投開票日翌日に投稿します。どっから持ってきたような知識をリセットすると現実が見え、新たな知恵が生まれる体験ができます。

《私のFacebookと同文記事です》

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