近代化した民主主義へ

選挙、電子投票などについてを語り、政治の幼稚さをぼやきます。(笑)

シンプル・イズ・ベスト

 サミュエル・ハンチントンの「文明の衝突」では宗教、文化などの文明が壁を作り侵略しあう事が書かれています。経済のグローバル化が進む一方で、「数多くの文明の単位に分裂してゆき、それらが相互に対立・衝突する流れが新しい世界秩序の基調となる」とハンチントンは予測しています。

 では、反対に歴史上最大の国家を創り上げたチンギス・ハンは、共通の目的である「自由な交易」以外は自分たちの文化を押し付ける事はしなかった。現在に至るまで、チンギス・ハン以外に、文化の壁で侵略して植民地化は有っても統一された事はありません。

 いま、安倍内閣が「世界一の日本」を掲げています。

 しかし、今の時代に強いだけで世界に共感され、近隣国家との衝突を回避し、国民を豊かにできるのか。「文明の衝突」に描かれている方向性を感じます。

 そこで、日本人が誇る織田信長の「天下布武」に変わる現代社会における民主主義の世界的理念が「有権者の正確な意思の反映」であり、そのコンセプトがチンギス・ハンの「シンプル・イズ・ベスト」だと確信しています。

 私の実践しているシンプルとは排除ではなく、さまざまな要素を取り入れ、調整と技術力でより良く簡単にして、万民に受け入れて頂くことです。

 例えば、電子投票でもセキュリティやミスを防ぐ為に各機器や投票所にIDやセキュリティコードなど多くの設定を行います。我々以外の実施では、いちいち設置の時に確認や設定を行い運用が煩雑になり、ミスや問題に対する検証が困難になっていました。
 我々も同じものを取り入れていますが、人間が管理する事と機械が管理する事を分けることによって、機械の電源を入れるだけという誰でもできるシステムと運用を確立しました。

 グローバル化も突き詰めると、シンプルで便利にする事で進んでいます

 あまりにも民族意識固定観念に取り憑かれ、世界より政治的にグローバル化が遅れた結果、海外で日本と同じ生活ができる環境が出来たなら、大量に国民の国外流出が有るかもしれません。