廃棄する思い出の記録媒体シリーズ
DAT(Digital Audio Tape)
多くの方は、そのままディー・エー・ティーと呼んで、音楽などを録音するデジタルテープレコーダーとして使われていたと思います。
私はダットと呼んで、1990年代終わり頃のPCデータの変更の差分記録用として使っていました。日にちをさかのぼって復旧できるので安心感が有りましたが、使用していた4年間でお世話に成った回数は一桁でした。しかし、その数回が重要なデータだったので、本当に救われました。
jazリムーバブルハードディスク
これもマニアックすぎてご存知の方はあまり居ないと思う一品。
ハードディスクに近い性能と信頼性が有ったので、システムとデータを一緒に保存してjazから起動して使っていました。会社と自宅で同じシステム設定と環境で使える使い勝手は本当に画期的でした。
DVD-RAM
他のDVD規格よりも性能と信頼性向上の為に、アドレス方式やトラッキング方式を採用。
しかし、専用のドライブでしか使えず、普及もMOほどしなかったので、他とのデータのやり取りができないので、主にボツになったデータの保存先に使っていました。
PDよりも大容量で不良セクタの代替や、ベリファイなど信頼性の向上と高速になり、媒体の値段以外は問題はありませんでした。
MiniDisc
中途半端なコンセプトと規格で絶滅した音声記録媒体。
アナログのカセットよりも音質は良いと言われましたが、CDの音質や情報量には劣っていて、技術のソニーにしては期待外れで残念でした。しかし、光ケーブルの規格はそれなりに画期的でしたが、音声圧縮の技術の問題だと思います。
やはり、ハード先行、ソフト後追い的の代表のような感じですね。
PD
容量は650MBのわりに書き込み速度は速くは有りませんでした。
しかし、書き込み失敗の多い不安定なCD-RやCD-RWよりも信頼性が高く、安定して使えました。確実性の高さで周囲の方にも勧めてデータの受け渡しをしていましたが、高速で大容量のDVD-RAMの登場で20世紀末に消滅。
DVD-RAMのVersion1.0規格は、PDとの互換性が有りましたが、Version2.0規格からは考慮されていない。マズイことに、家にあるDVD-RAMドライブかドライバーがVersion2.0規格なのかPDが読み込みません。私の性格では、確認せずに廃棄ができないので悩んでいます。
ラベルには「家族写真」と貼っているけど、マイルールでは、記録媒体はバックアップのなので廃棄できるはず…悩んでいます。
Zip
投稿写真左の光磁気ディスク(MO)とは比較にならないほど安定した信頼性と高速なアクセスが可能。当時のMacを購入したら、フロッピードライブの代わりにZipドライブが標準装備だったほど海外では普及していました。何よりも媒体にパスワード保護が出来たのが画期的に感じた。
しかし、日本ではすでにMOが普及していた為にあまり普及しなかったので、自宅へ仕事の持ち帰り専用でした。かなり無茶な使い方をしましたが、データが壊れた事が無い優れものでした。だけど、より大容量で低価格のCD-R/CD-RW/記録型DVD媒体の普及でショップでも見なくなった不運の記録媒体ですね。 見た事も無い人が殆どだと思います。
追伸
総てのZipに違ったパスワードが掛かっていて中身の確認が大変でしたが、当時の記憶と同時に思い出しました。読み書きも問題はありません。でも、ギガバイトの時代にメガバイトは使わないですね。
Zipよ! お疲れ様でした。
光磁気MOディスク
これは、説明が要らないぐらい日本では普及した記録媒体ですね。
しかし、ドライブに腕などが触れた時は火傷したかと思うぐらいの熱でした。
また、書き込みしたデータが壊れているなど、私は信頼していませんでしたが、周囲との共通記録媒体としてポピラーな存在でしたので仕方がなく使用していました。
先ほどもMOの内容確認をする為、ドライブに挿入したらMacが固まりました。
また、一枚は完全にデータが読めません。
電子投票で選挙無効となった可児市で使われた記録媒体もMOでしたが、そもそも、MOの電磁的記録の保証期間は何年なんだろうか。参議院選挙を考慮すれば保存期間は6年以上でなければならない。このような方式で書き込む媒体に、メーカー保証は無いと思う。例えばCDやDVDで長期間保存したい場合は、容量いっぱいに記録しないで、空き容量を大目に残すと劣化しても前者よりも助かります。(これ本当です)
再生機が無いのに貰って手に余っているビデオテープ。
…>_<…
富士フイルムのベリドックスとソニーのBETACAM。通称「ベーカム」。
まだ、内容を見ていないけど、廃棄処分するのか迷っています。