選挙プランナーという職業の程度
難しい問題を取り上げれば議論が紛糾するのは当たりまえのこと。
その中から洗練されて行くのが正しい歩み方なんですが、政治を取り巻く環境も含めて劣化している感じがします。
当然の事ですが、選挙の戦い方と投票結果によって政治家は良くも悪くも育ちます。 今日は、そう感じた大きな原因を、最近ネタ帳にストックした話を例に投稿します。
リンク先の『一般社団法人 日本選挙キャンペーン協会』と全く同じ内容で、あたかも紙の投票が検証できて、電子投票では無理だと頓珍漢(とんちんかん)な文章が、2015年5月21日20時頃に、選挙プランナーで雑誌に選挙分析などを掲載している三浦博史さんのFacebook で拝見しましたので
私が
「電子投票だと按分も疑問票も有りませんのでスムーズですよ。」
とコメントさせて頂きました。
( •̀ㅂ•́)و
そしたら
「宮川さん、米国のケースをスタディしてください。訴訟もたくさん起きてますよ!
と三浦さんから (゚△゚;) え? と、ぶっ飛んだ返事が返ってきました。
なので、下記のようにほんの少しだけ世間ばなしをさせて頂きました
-----------投稿文-----------
三浦さんらしく無い大雑把な分析ですね。
諸外国では、電子だけで完結するネット投票もフランスの在外投票をはじめ23ヶ国(昨年のScytl社調べ)の一部で実施していますが、訴訟は起きていません。それは、導入前に国家的権威のある第三者機関で認証検査をしているのが米国との違いです。
米国と日本の似ている事は、基準書的な目標設定はしましたが、あくまで目標なのと民間に依存している事です。
また、英国もフランスも国政選挙で電子投票を実験導入して失敗したメーカーは米国です。2回ほど日本に進出をしましたが、総合評価入札の結果、我々よりも値段は三分の一の安価にも関わらず機械的欠点と運用的欠点で採用されませんでした。
同じ電子投票という名前でもリヤカーと乗用車ぐらいの差があります。
また、憲法改正などの大きな流れが有る中で、昨年末の最高裁判所裁判官国民審査の選挙当日の有権者数が103,858,441人のうち、棄権者数が50,998,584人、無効票が1,996,478票となっており、紙の投票では、期日前開始時期も含め制度的に罷免は不可能となっています。
法務省も国政選挙導入法案が出される時に電子投票選択画面設計が、選挙人の興味が無く選択を飛ばした場合は全員罷免になるように司法改革にも期待されていました。
しかし、視野の狭い人達の米国至上主義というか猿真似を推進している間は、電子投票は夢かも知れませんね。
選挙や投票でビックネームに成られた三浦さんの良識にご期待しております。
-----------おわり-----------
このコメントから三浦博史さんからの返事は無く、ついでに友達からも外されました。
( ꒪⌓꒪)?
共通のFB友達に確認を頼んだら、私のコメントは削除されていたようです。
エッ! ( ̄◇ ̄ノ)ノ
それにしても、近頃の公けを述べている方の内容と態度が、「俺は最強で正しい」みたいに中二病(ちゅうにびょう《この場合は中年が第二の青春期で自意識過剰と自己利害からくる妄想の暴走かな?》)を患っているようで、議論にもならない2ちゃんねるレベル以下なのが悲しい…
(╥﹏╥)
もしかして、分が悪いと逃げる事を「積極的平和主義」と言うのかな?
(;゜0゜)ハッ!
本来は票が増える事はあり得ませんが、訴訟になった可児市と海老名市で起きたのは、今回の相模原市と同様な理由だと推測しています。
それに、選挙は利害がぶつかり合うからネガティヴな風評が有れば、訴訟大国アメリカとしては当然の流れですが、地球上で電子投票の選挙無効を受けたのは日本の『紙の投票』のシステム最大手のムサシだけです。それに、投票用紙でも不正などのシステム問題を抱えているという深刻なオチです。
ちなみに、自慢では有りませんが我々は、初導入から今日までの13年の間に、訴訟どころか異議申し立ても受けた事の無い国内唯一の存在です。(◍´◡`◍)
物凄く簡単で当たり前の話ですが、長くなるので理由は次回に投稿します。
それにしても、電子投票をするならば、旧弊を断ち切る勇気が必要ですね。
7月8日の新聞によると相模原市でも紙の投票では簡単に不正ができる事が発覚しました。
相模原市の投票者よりも票が増えた問題は、いつも通りに迷宮入りになり、三浦さんの体制に媚びた「紙は検証できる」は、確実に誤りとなりました。
話が変わりますが、小選挙区選挙が初めて実施された時も、私は竹下元総理とサンドイッチをかじりながら全国地図を広げて総合的な自民党の選挙戦略を話し合いました。
しかし、当時も今の電子投票でも、私に小手先の知識を求める人はいません。
何も考えずに現状に固執すると未来は単一的に感じますが、理想的な未来を描きながら、現状を把握した上で筋道を立てる事で新たに選択肢が広がります。
選挙分析やキャンペーンでは、近代化へ道を拓く事に貢献できたと投開票の近代化へと進みましたが、古巣が淀んでいる事に憤慨しています。
専門家が平気で出鱈目を広めて跋扈しているから我が国の政治が悪い方向へ向かってしまう。付け焼刃のリアリティーの無い知識では本質を理解する事が出来ない。
『雨にも負けず』のように「あらゆることを、自分を勘定に入れずに、よく見聞きし、分かり、」と一知半解せずに発信してほしいですね。
私の方が一回り以上も若いのですが業界の先輩として、
もっとフィジビリティスタディ(feasibility study)しなさい‼
︎ とアドバイスを送りたい。
どうも、私は出過ぎているから反対派に刺激を与え、他が何も言えなくなると国会議員からも「大人しく」と言われているので、さかな屋が世間話で魚の話をしただけなんですが、魚河岸で目利きをしないで、ただ、運ばれたものを並べるだけのスーパーの店員ではお話しに成らなかった感じです。
仮にも言論者で方向性を示す立場であるならば、さかなクンみたいにギョギョッ!とする格物致知のスギョーイ見識を持って議論をして欲しいですね。
私は、ただの魚屋のオヤジです。(笑)
最後に、国家の未来を創造する重要な仕事をさせて頂いた経験者から言わせて頂ければ、「選挙プランナー」なんて既製品みたいに誰でも出来そうな肩書きなんて有りませんでした。当時は思考や人間性など個性(オリジナリティ)が強く、みなさん肩書きではなく固有名詞で呼ばれていました。
私は今も理事長ではなく「りゅうさん」と呼ばれています。(笑)