近代化した民主主義へ

選挙、電子投票などについてを語り、政治の幼稚さをぼやきます。(笑)

【電子投票システム構築の技術会議について】 回想録

  電子投票システムを構築する作業では、選挙法や従来の投開票作業を電子的に置き換えて解釈する事が重要です。

  例えば、こんなくだらない話で20名以上の技術者達が、半日以上も議論に過熱したと言う内容をご紹介します。

  開票作業と集計作業の議題の時に、開票所では投票箱の中を全て取り出して空の状態を立会人などに証明します。しかし、投票所で投票箱に選挙人が投票用紙と一緒にちり紙や別の紙を入れた場合に、電子的にはどう処理をするかと言う話です。
  様々な処理方法で議論ができる技術者達の知識にも舌を巻きましたが、議長として「投票箱から取り出されていても票として換算されないでしょ」と終止符をつけました。

  つまり、従来の投開票が電子化しただけですから、選挙無効に成った可児市で使用されたシステムのように何回も投票させる事も、投票した票を削除する事も有り得ないのです。