近代化した民主主義へ

選挙、電子投票などについてを語り、政治の幼稚さをぼやきます。(笑)

2013-01-01から1年間の記事一覧

投票という仕組み自体のセキュリティ(安全性と信頼性)の検証

日本が進まないのは技術力では無く、正しく変える勇気だろう。 電子投票に限らず、投票という仕組み自体のセキュリティ(安全性と信頼性)の検証をすれば、おのずと方向性が見えてくる。 Venezuela will elect 2,792 posts with e-voting

『電子投票は高額だから地方自治体が導入できない?』の反論

多くのメリットを挙げられながら、意図的なのか恣意的なのか『高額』と報道されています。しかし、日本の電子投票機は、全国普及を前提にした実験導入価格なので、先進国の実験導入単価よりも数分の一と安価です。 『なに』と比較して『高額』なのかが分りま…

【知る権利の前に知る努力】(国内で初めての検証)

電子投票において、候補者の表示位置の関心が高いのに、誰も確かめていない『候補者名の位置の優位性』について検証しました。 検証資料は、投票所でも発表している内容をまとめたもので、これも別に隠していた訳ではありません。(笑) 投稿資料は、今年4…

電子投票の普及を止めた投票所内ネットワークの幻想

これまで実施された電子投票は大きく分けて、投票機単体で完結するスタンドアローン「SA」方式と、投票機をネットワークで結ぶクライアント・サーバー「CS」方式の2種類があります。 ですが、通信を使用する段階で効力が発揮できると将来性に期待を寄せ…

【オストラキスモスと電子投票】

親父が半世紀前に、日本の学術的説明でオストラキスモスが「貝殻追放」とされている事に疑問を持ち、貧乏なのにギリシアへ確かめに行って誤りであることを証明して「陶片追放」と改めた写真です。 一度、誤った情報が今で言うtwitterのリツイートの如く飛び…

【“想定”と“確定”】

電子投票で票が合わずに選挙訴訟になったケースが2例ありますが、「持ち帰り票の管理」という共通の重要な“運用ミス”を誰も指摘しないので、電子投票の専門家は、お調べする事をお勧めします。 電子投票事故は、システム上の問題よりも、小さな運用設計時の…

電子投票機器のメンテナンスについて

電子投票の実施のプランニングは、目先の対処よりも全国普及後を想定して行っています。 〝思い込み〟でいろいろと言われますが、現場では理想と現実のギャップをどう埋めるのか、試行錯誤(〝思いつき〟)で試しています。(笑) その中でも投開票の実施と同…

一言では説明できない日本の電子投票

現在の電子投票(電磁的記録式投票法)は、実験的に地方選挙で実施できる最小限の特例的な法律のまま12年間も止まっています。 なので、法律に無い事項については、地方自治体や民間企業に丸投げをして進めた結果、統一されずに実施自治体や企業によって全…

電子投票機器の保管

使われていない時の電子投票機器の保管状況について、初導入から11年間を問題も無く運営している状況をお伝えいたします。 電子投票システムを構成する投票プログラム作成システム、『記録媒体コピー機』、『投票カード発券機』、『電子投票機』、『記録媒体…

【日本の電子投票機器のシステム構成】

前回は保管についてお話をさせて頂きました。今回は納品前の機器のメンテナンス検査をと思いましたが、電子投票機器の全体構成をお伝えしなければご理解が出来ないと思い簡単に説明します。 ◎投稿写真の投票所に設置される『電子投票機』と『投票カード発券…

電子投票が進まない原因は、人間の「悪意」なのは確かなようです

6年前の国会審議に大きな反響を与えた日経BPガバメントテクノロジーの記事『高リスクの脅威が3つ--どうする日本の電子投票』で紹介された論文『現行電子投票システムの選挙への適用に関する安全性分析』(投稿写真)について、どうしても実態と異なる噛み合…

荒唐無稽な事と思われますが・・・

今日、“一票の格差”について参議院選挙で初めて違憲として選挙無効判決を受けました。 私は2月ぐらいに、政治・選挙プラットフォーム【政治山】のインタビューにて「ネット選挙が導入されたら……」で衆議院比例ブロックを選挙区とした大選挙区制を提案してい…

【選挙区を触らずに1票の格差の是正方法】

昨年末の衆議院解散直前に緊急措置として決めた「0増5減」の一定の評価はされましたが、最高裁は平成21年に続き今回も「違憲状態」と判断し、政治システムの正当性が厳しく問われています。 しかし、「投票価値の平等の要請にかなう立法的措置」について、単…

拝啓 日経BPガバメントテクノロジー殿。電子投票の心配の前に自分のHPの脆弱性を何とかするべきではないだろうか。

日経BPガバメントテクノロジーで掲載されている『高リスクの脅威が3つ--どうする日本の電子投票』の反論を書こうと写真HP下にあるリンク「コンピュータセキュリティシンポジウム CSS2007」をクリックしたら7つもスパイウエアが入り込んだ。 電子投票の心配…

【電子投票実験導入の検証(セキュリティについて2)】

前回の続きの『高リスクの脅威が3つ--どうする日本の電子投票』の検証です。 一つめの脅威の「投票カード発行機のプログラムの改ざん・すり替え」について。 紙の投票でも投票所に、有権者を確認するパソコンが存在します。一人一票の原則を守る為に、パスワ…

【電子投票実験導入の検証13(セキュリティについて1)】

ちょうど6年前に、長年に亘って国会議員電子投票議連で煮詰めた法案が廃案に成った論文についての反論です。 この記事で「電子投票機に関してはセキュリティ対策が進んでいたが」と脅威はパソコンを使用している事を指しています。 紙の投票でもパソコンを使…

部下に、いじめられた話

昨晩は、久々に事務局長と二人で酒を飲んで、いじめられた話をご紹介します。 始めはFacebookで電子投票の経緯を詳しく書いている事を誉めながら、酒が進むにつれ「暗い」など、「別に責めている訳では」と言いながら「夢が無い」と責められました。 私は「…

【電子投票実験導入の検証12(大事な投票記録は運ぶだけ!)】

これまで、電子投票の理念が欠陥の様に言われていますが、選挙訴訟で実施側の運用瑕疵が指摘されていません。 電子投票では、投票記録の取り扱いが簡単ですが重要です。 投票記録に人が関わるのは記録媒体(投票箱)を運ぶだけです。紙の投票用紙のように投…

【紙の投票VS電子投票】

電子投票機器が壊れる心配よりも、悪意のある攻撃により間違った民主主義にならないかが、国民の関心と不安だと感じています。 破壊行為に対して全てを回避することは困難です。紙の投票でも、投票用紙の強奪や焼却などは防げないのと同じです。 また、間違…

【陰謀説】紙の投票の瑕疵も電子投票と言われている

政府やマスコミも投票について正しく報じられていない事で、このような風説が出回っています。私は大人の対応であまり出しませんが、「不正選挙」で検索すると必ずでてくる企業です。 国内での電子投票の実施件数では、我々が70%以上と多いのですが名前が何…

【電子投票システム構築の技術会議について】 回想録

電子投票システムを構築する作業では、選挙法や従来の投開票作業を電子的に置き換えて解釈する事が重要です。 例えば、こんなくだらない話で20名以上の技術者達が、半日以上も議論に過熱したと言う内容をご紹介します。 開票作業と集計作業の議題の時に、開…

【電子投票実験導入の検証11(比べてみれば分る 開票所2)】〔失敗例〕

写真は選挙無効と成った10万人都市の可児市での電子投票開票所の風景です。 ① 開票作業前の写真 開票所奥の左側の白いパソコンの前に人が座っている場所が電子投票集計機です。正面奥の壇上席が立会人席。撮影場所が参観人席です。 ② 開票作業中の写真 人…

【電子投票実験導入の検証10(比べてみれば分る 開票所1)】 〔成功例〕

写真は30万人都市の四日市市での電子投票開票所風景です。 投票所内最前列右側は、電子投票機で投票された電磁的記録媒体を、5人が並んで読み込み作業をしています。その右側では、報道陣が群がって撮影をしながら見守っています。 投票所内最前列左側で…

【電子投票実験導入の検証9((比べてみれば分る 投票の秘密2)】 〔失敗例〕

選挙無効に成った可児市の投票所の写真。 真ん中のメガネを掛けた白いワイシャツの方は、この投票所を担当する業者のようです。 心配なのか選挙人の投票内容を見ています。 見ての通り、選挙人は若くて元気な健常者ですから、投票補助も代理投票の申請もあり…

【電子投票実験導入の検証8((比べてみれば分る 投票の秘密1)】 〔成功例〕

見ての通り、平成11年の実証実験の時から高齢者が投票していても、黄色のハッピを着ている実施側は説明をしません。投票者が自力で投票(投票の秘密厳守)をしています。 セキュリティ(投票の秘密)とは電子的な部分だけでは有りません。 しかも、こんな昔…

【電子投票実験導入の検証7 (耐久性について)】

何故か日本では、導入当初から耐久性の懸念が言われていました。 しかし、法制化までに様々な実証実験をマスコミなどに取り上げられながら、啓発も兼ねて続けていましたが、一度も機器の故障はありませんでした。EU議会、沖縄サミット、国会議員会館、イギリ…

【電子投票実験導入の検証6 (愚痴)】

電子投票での事故を引きずる気は有りませんが、当事者たちが説明から逃げ続けて、残った事で全ての責任を背負わされている私としては、国民に理解を求めなければなりません。 また、時より「お前は卑怯だ」とネットや新聞で関心が有る方に罵倒されますが話の…

【電子投票実験導入の検証5 (勘違い?)】

一人一票の原則を守るには、投開票作業の伝統的な「節目の確認」が重要です。 電子投票に成ってもこの部分の簡素化は有り得ません。また、電子化されていても「節目の確認」が正確に行われていれば、選挙人と投票データを切り離しても選挙人の正確な意思が反…

電子投票実験導入の検証4(票が消える?)】(障害事例の総括)

2例の票が狂う事象についての共通点は、法的に電子投票で投票記録を保存している「電磁式記録媒体」は「投票箱」と法律で定められいる事の理解が乏しく、実施前に有権者および立会人に対してシステム的にも運用的にも説明がされていないことです。 だから、…

【電子投票実験導入の検証3(票が消える?)】(障害事例2)

電子的エラーと言うよりも二次的なヒューマンエラーの可能性が大きいが、我々と違うシステムなので基準書を基に投稿しました図で説明をします。 記録媒体へのアクセスは図の1~4の順序で行われます。原本と複写に同時にアクセスしないので、両方が同時に故…