近代化した民主主義へ

選挙、電子投票などについてを語り、政治の幼稚さをぼやきます。(笑)

なかなか進まない日本の公共システムサービス。


 いま、マイナンバー(ICT)がやっと国内で導入が開始されました。

 我々は20年前、ロシア政府側の要望で、電子投票以外にも治安維持や不法入国の防止ができるように、警察や国境警備隊などにハンディー端末で情報照会も可能にしたロシア国民に持たせる個人情報ICカードのシステムを、東京で開催した会議の時にマスコミを含めて公開をしました。
 その時に、約束通り電子投票を理解する為に駆け付けて下さった竹下元総理に、いろいろとポーズを注文して撮影したものです。勿論、撮影者は私ですが、とっさの無茶振りを瞬時にヤルお茶目さが好きです。(笑)

〔前回投稿参照〕

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 当初、国内技術の最高峰のロシア宇宙科学研究所へ行き、私が企業団団長として所長と会談しましたが、日本とは違う斬新な感覚を得ました。国内でぬくぬくと考えるより、海外での実践は視野が広がります。

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 その後、ロシア国内で実証実験を重ねましたが、エリツィン大統領が亡くなり体制が変わった事で、システムはほぼ完成しましたがプロジェクトは終了しました。
 不評だった日本の住基システム導入以前の話しですが、日本とは違い、国民の望むサービス提供がメインで、国民の管理は副産物という考えは見習った方が良い。
(やることは同じです)

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 この投稿は、マイナンバーを浸透させる意図も感じますが、夏に就任された総務省の選挙部長が、いまの電子投票にICTが無いから劣っているような認識だったので、システムではなく政治家を含め国民のリテラシーの問題だと申し上げたい。
 なぜ、金と労力のかかる海外へ行ってまで、理想を追求しているのかを考えて頂きたい。
 これは、民間団体だけの活動で総て各企業の自腹です。
 勿論、システムも運用も失敗はありません。

 この頃に、政府レベルでしっかりと手を差し伸べておけば継続もされ、我が国にノウハウの蓄積と外交も良い方向へ進んだと感じています。

 追伸
 ロシアはトップの独裁色が強い国でしたから、トップが変われば方針も人事も一層されます。

 民主党政権時代の霞が関では、日本は大臣が変わっても人事は変わりませんが、環境はロシアでした。(笑)

 真剣に取り組むほど、正しい判断ができると信頼された第三者認証検査機関が有れば、どんなに楽だろうと思えるようになります。

 日本の公共システムサービスが、なかなか進まないのは、詐欺と警察と司法が一緒に見えるようなやり方だから、様々な意見で足止めをされ前に進めません。

 それは、構造的な大事なものが抜け落ちているからでしょう。

 最後に、顔写真が付いただけで、住基とマイナンバーのシステム的な違いが分かりません。