近代化した民主主義へ

選挙、電子投票などについてを語り、政治の幼稚さをぼやきます。(笑)

世界で唯一の電子投票で選挙無効と司法が判断した希少性の高い『システム監査報告書』

電子投票を実施している青森県六戸町の投票も終盤に近づいています。
いまのところ寒いだけで順調のようです。
(◍´◡`◍)


リンクは、世界で唯一の電子投票で選挙無効と司法が判断した希少性の高い『システム監査報告書』です。それなのに、なぜか学者も専門家からも引用して指摘されていないどころか、外部の悪意(ウイルス)で票が増殖したように風評して世間を混乱させて電子投票の普及にブレーキを掛けました。
読めばわかりますが、恣意的な行為に対しては、上手く避けているのが感じられますが、
落とし所の二重投票に絞って詳細に突き止めています。


4頁目の総括では、
「本件の障害発生時には、構成機器の連携に不備があり、選挙人及び投票管理者共に、投票の完了・未完了を正しく認識することができなかった。」


5頁目では
「不測の事態発生時には、選挙人、投票管理者、投票事務従事者のいずれの者も投票完了を正確に認識できないことから、二重投票を防止できない事態を引き起こす可能性を持ったシステムである。」


という正常に機能しない品質管理上の問題と、正確に確認をする対策を怠ったもので、話題を沸騰させたウイルスによるシステム的なセキュリティの問題ではありません。
専門家の先生たちにお願いです。アクセルを踏めとは言いませんので、せめてブレーキだけでも外して欲しいと願っています。


個人的な視点で言わせて頂ければ、この企業の「作業者の手が楽になる」という意味で名付けられた商品名『テラック』の設計思想が大きな事故を起こした原因でしょう。


システム設計思想に、選挙人が決断して投じた票を削除する仕組みは、投票という観点からは生理的に受け入れられませんが、一般的なシステムで合理的に考えると、同じ投票所内の一連のロジックで性格に完結できるのならば有り得るでしょう。それには、実用に向けての様々な検証テストは不可欠です。


この選挙でも、投票所において計516個の投票記録が削除されました。
しかし、開票所においても103個の投票記録が削除されたのは、司法でも合理的な根拠が無い違法と判断されています。


専門家は何を根拠に開票所でシステム的に削除されたのか理解できるだろうか。良識のある人には、ウイルスでは無く人為的な「隠蔽」以外は頭に浮かばないでしょう。


小保方さんのSTAP細胞論文から、日本の研究者の資質が注目されましたが、脅威と騒いで電子投票法案をぶち壊したセキュリティ学者の検証は、電子投票を実施した自治体から都合の良いアンケートを集めただけで、使用される機器は検証していない。


この『システム監査報告書』で我々のシステムと比較検証をして、自分たちの投票結果の真相が知りたいという当事者である住民たちの方が、脅威と騒いで電子投票法案をぶち壊したセキュリティ学者よりも、はるかに検証能力が高かった。


そして、真剣に向き合った住民たちは、電子投票批判から肯定へと変わられましたが、セキュリティ学者は何も確証がつかめずに言いっぱなしで逃げてしまった事で、日本はまたもや海外の趨勢から道を外してしまいました。
他の機器に依存せず単独で動作する環境のスタンドアローンでも脅威と騒いだ論法だと、ネット通信を利用して他の機器に依存するマイナンバーはありえません。きっと、事前に指摘するよりもミスや事故が起これば、新たに正義の味方として、もっともらしい論法で湧いてくると予測できます。
しかし、被害を未然に防ぐのがセキュリティの理想だと思います。


私が問題視したセキュリティ学者の検証論文の最後に書かれている「第三者認証機関の設立」だけは同意したいが、虚偽が入っているから全てをぶち壊しました。
当時、長年の我々の主張と総務省が歩み寄って実施した、電子投票投票システムの第三者認証検査について、総務省が委託した「新日本監査法人」が信じられないと言った先見の目が有った事は認めるが、具体性が欠落しているから反対派に利用されただけに終わり、振り出しよりも後退し、その後に開発された選挙システムのミスや不正が続出して国民の不信感を増殖させていいます。


国民にも、投開票が政治の根幹に関わり、国民の生命と財産、それに生活や未来に影響を与えるものだと真剣に考えて欲しいと願っています。
憂さ晴らしで投票に関わっている内は、社会環境が悪化するだけです。
そして、現代の社会問題の元凶は、日本に正しい評価ができる仕組みが無いこと。しがらみの無い殆どの無党派層は、正しい評価ができる仕組み造りに共感するだろう。

 


『可児市議会議員選挙の選挙の効力に係る審査申立に関する電子投票システムの監査』
http://yahoo.jp/box/beRdWe


後追いの検証なので総てが正しく拾えたとは言えません。それに、投票記録の削除などを「一時的」と表現したり、少しでも印象の良い感じで書かれ、裁判所もそのまま同じ言葉で表現しているので、訴訟になれた弁護士の様な検査機関だと思います。一時的でなく常態化した削除と言う状態を見てみたい。(笑)