近代化した民主主義へ

選挙、電子投票などについてを語り、政治の幼稚さをぼやきます。(笑)

【自治体の投開票システムもガラパゴス】

 日本独自で進化した携帯電話をガラパゴス携帯電話(縮めてガラケー)と呼ばれていますが、日本の選挙システムも基本ソフトを自治体ごとに独自でカスタマイズして進化したガラパゴス選挙システムが多い。

  私自身はカスタマイズが好きで個人や企業ならお勧めしますが、選挙法で統制された環境に於いてシステム提供会社が各自治体に異なったソフトを提供するには違和感があります。
  我々も電子投票で自治体の導入仕様書にカスタマイズの話が有りますが、必要性が有る場合はシステム全体のバージョンアップとして受け入れて顧客自治体全てに変更を通知します。 勿論、無償です。
  しかし、無意味な場合や危険性がある場合はお断りして「高飛車」と思われ選考で落とされる事も有りましたが、その後は必ず選挙訴訟になっています。(泣)

  私なりの考えですが、各システム提供会社が独自に開発したシステムを自治体が選ぶのは良いと思います。しかし、同じ提供会社が自治体ごとにシステムを変える事は、PCやOSなどのシステム変更に伴う改良などやソフトのバグを見つけた場合も、カスタマイズしたソフトごとに手直しが必要になり、時間と費用と危険性が伴います。
  つまり、法律に基づく公共のシステムは、開発企業ごとに統一して提供する事が信頼と安全性の担保だと考えています。

  皆さんが使っているPCのWindowsスマホAndroidなども簡単にアップデート(バッチ処理)されるように統一される事の方がリスクは無く、メリットが大きいと思います。

  追伸
  私が「選挙システムの中で、電子投票が政府の第三者認証検査を唯一受けたシステム」と言っているのは、今の選挙システムが細分化され過ぎて、認証検査は無理だと言う嫌味です。
  ですから、一台40万円の電子投票機は検査しても、一台1,000万円以上もする高価な投票用紙読み取り機の検査をしない理由を私は知りたいですね。