近代化した民主主義へ

選挙、電子投票などについてを語り、政治の幼稚さをぼやきます。(笑)

簡単だけど困難な「一強他弱」の解決方法

 近年の衆参国政選挙後に『不正選挙』が話題になりますが問題視されているのは、政党支持率と議員獲得数が合わないことです。しかし、小選挙区政権交代可能な2大政党制を目的として採用されましたが、51対49だった場合は49の民意が反映されない死票の多い欠点があることは制度前から指摘されていました。

 昔から“自民党”対“その他の政党”という構図に、“その他の政党”側が乱立して「一強他弱」という結果を理解していない方が騒いでいるだけですが、多くの国民も『おかしい』と思っている。そこに、古からの投開票事務を強いられている事でミスが起こり、こじつけられているのが実態でしょう

 政界再編成を目標に結いの党ができましたが、大きな方向性は民意と同じ思いを感じます。しかし、選挙公約で議席を得た政党や議員が、どんな大義名分があっても約束を反故する事は存在意義を失うリスクと、国政選挙が近づき政局になってからでは国民は軽視すると思います。

 つまり、選挙で選らばれる時に形成される方法が、主権者の理解が得られると思います。

 例えば、フランスは2回投票制ですが、どの候補者も最初の投票において一定数の得票に届かなかった場合に、上位の候補者のみを期間を置いて二回目の投票を行います。
(上位の候補者の基準については長くなるので今回は割愛させて頂きます)

 この制度だと候補者が乱立しても、決選投票で有権者の過半数の支持を得る為に協力できる他の候補者(政党)と政策を調整して一本化を図ります。これは、どの政党が有利、不利は関係なく、調整能力と決断が方向性を決めるので、リアルで過程を見ている国民も判断しやすいので、偏見報道に左右されずに自分の意思で付託することができます。

 信念を曲げないという日本人の美徳でもありますが、民主主義ですから多数を得る為に妥協も必要ではないでしょうか。また、国民の最大の敵は、無策、閉塞感だと思います。
 過半数以上の主権者から付託された政治家(政策)は、外野の雑音で求心力を失う事無く思い切った決断ができるでしょう。

 しかし、民主主義に投資を考えない国家は、費用の掛かる選挙制度は受け入れられないだろう。こんな時に、電子投票なら経費は変わらないのでお得です
やっぱり、ここに行き着くのか~
と自分で思ってしまいました。(笑)

 追伸
 あく迄も2回投票制は例えです。一票の格差是正を考えれば、いまの選挙区を変えることの無い、順位式投票制が日本の制度として相応しいと思っています。
 これも、投開票事務が複雑になるので、ミスの根絶をはかり正確な民意を反映するためには、電子投票が必要です………
 何を言っても、ここに行き着いてしまいます。。。(笑)