1972年アメリカ合衆国大統領選挙で使われた、ジョージ・マクガバン候補のポスター
手書きっぽく暖か味が感じられ、アートなところが好きです。
しかし、この時代は理性よりも欲に訴えたリチャード・ニクソン候補に流れ、マクガバン候補は大敗した。
この大統領選挙の勝敗は、その後の世界の方向性を大きく変えたように感じています。
日本の政治活動や選挙で制作されるポスターは、散髪に例えるとカチッとしている床屋さん仕上げで、どれも同じに見えます。もう少し美容院のようにアクティブで個性的に仕上げると良いと思う。どっちが見た目でモテるかは、言うまでもありませんね。
今ではパソコンで制作されるので、硬さに拍車が掛かっているように感じます。人に思いが伝わるのは、やはり人の手でしょう。
その割りに投票では、国民に無意味な手書きを強制している日本は変ですね。
追伸
選挙に勝利したリチャード・ニクソン大統領は、自国の建物の盗聴未遂(ウォーターゲート事件)で失脚しました。もし、エドワード・ジョセフ・スノーデン氏(米国では容疑者)の話が本当なら、事件性は現在の方が高いと思いますが、選挙の不正行為に関係しているかの違いなのか、自国の利益の為で必然なのか、スルーされているのが不思議です。