通常の印刷物の線数(印刷の精度を表す尺度)は、175線や135線なのでドットが肉眼では分かりません。新聞のように薄い紙に高速印刷をする場合は、65線~100線で、ようやく肉眼でもドットがわかります。でも、このポスターが新聞以上にドットが粗いのは、技術不足ではありません。本来、屋外ポスターは遠くから見るもので、ドットが粗いと光と影の明暗がはっきりして迫力がでます。また、近づくとドットの粗さに目を引きます。
これは、国民の関心を呼び込む為のプログレスであり、決して冒険ではありません。
Le progres,pas l'aventure:
冒険ではなくプログレス(進歩)