「リスクゼロ」の幻想について
電子投票議論と同じ…
慎重派は読んで頂きたいですね。
「リスクがゼロである」という状態は、現実には存在しません。
「リスクがゼロである」と「リスクがゼロではない」の間に線を引くこと自体が、幻想にすぎないのです。
そういう線引きが可能であると信じ、そこに判断の基準をおく「ゼロリスク症候群」の考え方では、世の中を正しく見ることはできず、本質的な議論をすることもできません。
結果的に「ゼロリスク症候群」が紙の投票の投開票で高リスクを生み出している。
政治家に、正しく検証する能力と対策を考えるリテラシーが無いことが、国家最大の脆弱性である。
これからIT技術が進化して公共サービスのIT化も進んでいくだろう。しかし、制度設計は政治家の仕事だが、技術については国家的権威のある第三者認証機関を創設して判断しないとIT技術が不正の温床になることを予見します。